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難波津に(奈迩波ツ尓) 古今和歌集仮名序 [書道]

前の記事に続いて

万葉歌が書かれた木簡が見つかった 裏には 

 古今和歌集仮名序の歌

奈迩波ツ尓佐久夜己能波奈布由己母理伊麻波波流倍等佐久夜己乃波奈

なにはつにさくやこのはなふゆこもりいまははるべとさくやこのはな

読めたのは この色の字だけです

が 書かれていました

 難波津に咲くやこの花冬こもり今は春べと咲くやこの花

 難波津に咲く木の花よ 今は咲くべき春だと 咲いている木の花よ

 このはな は 梅の花  冬ごもりは 春にかかる言葉 枕詞

王仁の作と伝えられ 手習いの最初のお手本にしたと 古今集仮名序に書かれています

源氏物語(若紫)でも 幼いときの若紫の上に 難波津の歌もちゃんと書けない(ほど幼い)と

表現されています

 

この歌を書にしてみました

万葉仮名で書きました

 P1220337.jpg

 

 

P1220668.jpg

 

変体かなや漢字を使って書きました 

P1220325.jpg

 

和紙に書きました

P1220330.jpg

 

 

P1220669.jpg

 

 

 

 

 この歌の「このはな」をいただき

私の社中展のときに 「このはな書展」と名前をつけて二年に一度発表しております

昨年10月に 第8回の時の作品は ↓でみられますので  ご興味のおありの方は 

どうぞ見てくださいませ

   http://www.asahi-net.or.jp/~ta9k-tys/konohanafukei.html

 


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コメント 11

こぎん

歌好きの方には驚きの発見だったのですね・・・
植物とは切っても切れない縁があったのでしょうか?
植物園でも万葉園がある所も・・・
詠まれた植物が植えてある所もあります・・・
どうも、私には難しくて・・・勉強不足ですが、同じ植物なのに、今と違う呼ばれ方をしているのもあると、
好奇心がうずうずしてきます。

by こぎん (2008-05-27 07:19) 

sanesasi

こぎんさま
「このはな」 は「木の花」 とも書かれ 梅という説と 桜という説などあったり
この歌の場合は 梅と解釈されてるようです
清少納言の枕草子には 「木の花は、こきもうすきも紅梅。桜は、花びらおほきに、葉の色こきが、枝ほそくて咲きたる・・・」

万葉集に歌われている歌で 一番多い花は?とか 
名前が変わってしまった花も  朝顔の花と読まれた花が 今の桔梗とか

花が人の心を癒すのは 昔もまったく同じだったんですね
 


by sanesasi (2008-05-27 10:58) 

Baldhead1010

日本人は営々と自分たちの文化を守り通してきたのですね。
by Baldhead1010 (2008-05-27 18:40) 

sanesasi

今より 優れた文化が たくさん 源氏物語もそうだし 古典を超えることが出来ないものがいっぱい 倭の国は すばらしですね 
by sanesasi (2008-05-27 20:25) 

penpen

万葉仮名と変体仮名、文字の大きさや紙の質によってずいぶん印象が変わりますね。和紙に書かれたのがとっても優しい感じですね。
この頃の人たちは常に自然とともに暮らし、また文化水準もとても高かったのでしょうね。発音も今よりたくさんあったと聞いたことがあります。
by penpen (2008-05-28 20:47) 

ムーミン

私にはレベルが高い?ようなお話ですが・・・
変体かな、和紙に書くと素敵ですね~。
by ムーミン (2008-05-30 19:21) 

tanaka-ma3

波奈でしょうか?
PC上の書体だとなんの味けもないけど書だと趣あって素敵ですね。
by tanaka-ma3 (2008-06-01 13:57) 

aranjues

一つの歌を空間を変えながら、変体かなや万葉かなを
駆使していろんな作品に仕上げる、これは私から見れば
常人のすることではないように思えます(苦笑)
変体かなをちりばめてかな作品をすらりと仕上げるようにいつかは
成りたいです。

by aranjues (2008-06-01 18:53) 

通りすがり

すみません、ちょっとお伺いしたいのですが、変体仮名を使うとき、どのように字を選んでますか? 何か決まりごとのようなものはあるでしょうか。
by 通りすがり (2008-06-03 11:15) 

sanesasi

通りすがり さま コメントありがとうございます

私達 かな書道で 和歌や俳句を作品にします時 
たとえば 「い」を書く場合
「い」の変体かなは 「伊」 「意」 「以」 「移」 などがあります 
自由に選んで書いております 

選ぶとき 私だけの考えですが

・言葉 内容に合うか 
・上の文字から 連綿しやすいか 連綿しなくても 流れるように美しく見える
 文字か
・右の行の文字や流れはどうか
・字の姿 また書きやす文字か
・筆に含まれている墨量はどうか 
・縦作品なのか 横作品なのか
・作品の上部 中部 下部などの位置はどうか 
・大字作品か 中字 細字作品なのか


など 思いつくままに 書きました

自然に 空間 を生かした 言葉の 内容にマッチした美しい作品を 技術だけではなく 心の術を大切にと願って書いてはおりますが ほんとうに難しいです


by sanesasi (2008-06-03 15:10) 

通りすがり

フォローありがとうございます。
うーん、なるほど、昔の人もみなそのときそのときで自ら選択して書いていたのでしょうか。
今、私も練習して、やっと「者」とか「尓」とかが書けるようになってきましたが、まだまだ先が長いです (^^;
by 通りすがり (2008-06-04 21:15) 

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